RPAで業務自動化

RPAと他ツールの関係を整理してみた

こんにちは、RPAコンサルタントのプロコアラです。

RPA(Robotic Process Automation)が流行の兆しを見せています。

「RPAかEAI、どっちのほうがいいんでしょうか?」

「業務効率にはRPAだけではだめだ!CRMやERPと組み合わせるべきだ!」

こんなやり取りが出たときに困らないために、今回はサプライチェーン毎にツールをまとめてみました。

見習いタロー
見習いタロー
先輩、3文字英語が入り乱れてパンクしそうです!
プロコアラ
プロコアラ
なんで3文字にしちゃうんだろうね。そんな法律でもあるのかな?でもDJB(大丈夫)だよ

サプライチェーンとツール

業務の効率化のために、様々なツールが存在しています。

 

 

自動化ツール(RPAとEAI)

RPA(Robotic Process Automation)はソフトウェアロボットを用いて業務を自動化するツールです。同じようなツールにEAI(Enterprise Application Integration)があります。RPAは既存のアプリケーションの操作を模倣して取得したデータを他に格納しますが、EAIはAPIを使用するためアプリケーションを経由しません。

APIを用いることで、RPAのように複雑な例外処理を考慮する必要がなくなります。しかし、APIが全てのアプリケーションに用意されているわけではありません。そのような場合は汎用的なRPAを用いることで処理を自動化することができます。

RPAの中にはEAIと同じようにAPIでアクセスしてデータを取得できるものもありますので、明確な線引きは難しくなってきています。

 

情報管理ツール

サプライチェーンの各工程で、業務を効率化するためにツールが存在しています。これらは情報を管理して業務を効率化することを目的としています。

 

SCM(Supply Chain Management)

在庫や需要、物流コストを管理して、効率的にサプライチェーンを回すことを目的にしたツールです。

 

PLM(Product Lifecycle Management)

部品コストや設計データを管理して、プロダクトライフサイクルを円滑に回すことを目的としたツールです。

 

ERP(Enterprise Resource Planning)

ヒト・モノ・カネと情報を加えた4大資源を管理して、企業全体の経営の効率化を図るツールです。

 

MA(Marketing Automation)

顧客情報、顧客関係を管理して、営業活動を効率化するためのツールです。

主に見込み客の獲得、育成、選別を行い、リード獲得から営業へ案件を渡すまでの工程を担当します。

 

SFA(Sales Force Automation)

営業担当者個人で管理していた顧客管理を最適化する営業支援ツールです。リードが案件化してから受注するまでの工程を担当します。

 

CRM(Customer Relationship Management)

顧客情報、顧客関係を管理して、営業活動を効率化するためのツールです。受注した後の工程を主に担当します。

 

情報集約ツール

情報管理ツールはデータが一元管理されていないというデメリットがあります。

この情報を一元管理するためにETL(Extract Transform Load)があります。

データの抽出、データ変換、データロードを行い、データウェアハウスと呼ばれる共通のデータベースを作成します。

BIツールの多くは、この統合されたデータベースを使用してデータを分析しています。

 

 

まとめ

RPAとその他のツールについて、ざっと整理してみました。

なんでこんなにも3文字の英語が多いのでしょうか。。。

業務の効率化という目的でも、これだけのツールがあるためどれを導入すべきかは検討が必要ですね。

今後、どのようなツールを使うべきかというところも調査していきたいと思います。

では!(^^)/

ABOUT ME
律野桜哉
RPAコンサルタントのプロコアラです。長年のエンジニア経験を活かしてして外資系コンサルファームでRPAコンサルしてます。 転職ノウハウ、プログラミング、英語の勉強方法など分かりやすいように解説していきます。