「ロジックツリーで枠組みをどのように作ればいいかわからない。」
「イシューをMECEに分解できない。」
論理的に考えようと思って、つまずくポイントです。
今回はイシュー(答えを出すべき問題)の分解方法を解説します。
イシュー(答えを出すべき問題)の見極め
答えるべき問題のことを「イシュー」と呼びます。
仕事を進めるうえでイシューを見極めることは一番最初にやらないといけないことです。
イシューの見極めについては、こちらの記事を参考にしてください。
イシューを分解するときに大切なポイント
イシュー(答えを出すべき問題)を分解する方法を解説します。
イシューを分解したものを、
分解したサブイシューごとに仮説があるイメージになります。
イシューを分解する時のポイント
・MECE(ぬけなくダブりなく)を意識する
・意味のある切り口を考える
MECE(ぬけなくダブりなく)を意識する
サブイシューを作る際にはMECE(ぬけなくダブりなく)になるように気を付ける必要があります。
MECEになっていないと、論理は破綻して相手が納得できなくなります。
意味のある切り口を考える
MECEが大切だという話をしましたが、MECEよりも大切なのが切り口。
どのようなかたまりでイシューを分類するかが大事になります。
卵を分ける場合は、黄身と白身で分けるべき。
これをスライスで分けていっても、
ビジネスでも同じことが起こります。
MECEに分けやすい年齢別に分けていっても、
店舗ごと、地域別、新規・
イシューを分解するときに知っておきたい型
空手を始め、何事にもうまくいくための型があります。
イシューを分解する時にも使える型があります。イシューの分解になれるまでは、型を使うようにしましょう。
分類と因数分解を使用する方法
「東京都にある店舗の利益を上げるためにはどうすればいいのか?」を考える場合
→「東京都の店舗の利益を上げるためには?」
→ 売り上げを上げる
→ 新規客 x 販売数
→ 既存客 x 販売数
→ コストを下げる
→ 人件費
→ 材料費
→「千代田区の店舗の利益を上げるためには?」
分類はA+Bの足し算で考えます。
東京都の店舗の売り上げ = 千代田区の店舗の売り上げ + 大田区の店舗の売り上げ + …
店舗の売り上げ = 新規顧客の売り上げ + 既存顧客の売り上げ
因数分解はAxBの掛け算で考えます。分類した情報をさらに要素に分解していきます。
新規顧客の売り上げ = 新規顧客の数 x 販売数
このように細別化していくことによって、問題がどこなのか?ということを考えていくことができます。
フレームワークを利用する方法
MECEな枠組みを作ることは難しいです。簡単にMECEな枠組みを作りたい場合は、フレームワークを利用しましょう。3C、4P、バリューチェーンなど利用することでもれなくダブりなく検討することが可能です。
フレームワークの選定を間違えると、かえって有効な結論が導き出せないこともあるため、注意が必要です。
無理やり当てはめてしまって、
自分で枠組みを作る
自分で枠組みを作る際には、MECE感が大事になります。
つまりは、ある程度もれなくダブりなくな枠組みができれば、相手を納得させることができます。
厳密にMECEであることをこだわると意味のない結論しか出てこない場合もありますので、完璧主義になりすぎずに枠組みを作りましょう。
フレームワークに近いのですが、「WHERE・WHAT・HOW」を考えたら枠組みが作りやすいです。
・どのような領域を狙うべきか?(WHERE)
・具体的にどのような勝ちパターンを築くべきか?(WHAT)
・具体的な取り組みをどのように実現していくべきか?(HOW)
フレームワーク思考でおすすめの書籍
ロジカルシンキングなど思考を学ぶ上でおすすめの書籍をまとめました。