RPAで業務自動化

RPAの国内ツール比較 2019年版

こんにちは、RPAコンサルタントのプロコアラです。

大手企業がどんどんRPAを取り入れて業務効率を行っていることがニュースになっていますね。

https://koawaka.com/rpa-sonpojapan/

 

拡大する国内のRPA市場は、どのようなシェアになってるのか調査しました。

どのRPAツールがいいんだろう迷っている人は、参考にしてみてください。

 

国内のRPA主要ベンダー

国内のRPAツールベンダーで主要なものを表にまとめました。

国内シェア 企業名 概要
1 WinActor 国内シェアNo.1

小規模向けで始めやすい

2 BizRobo! 米国シェア9位のKofax社の日本語OEM版
3 UiPath 高い技術力を持ち、Forrester社「Robotic Process Automation, Q2 2018」では一番高いスコア
? Automation Anywhere 米国シェアNo.1

ソフトバンク・ビジョン・ファンドが出資

? Blue Prism グローバルシェアNo.1

RPAツールのパイオニア

 

国内シェア

マイナビニュース「720社が回答、導入したRPAツール第1位は?」からの情報

2019年現在、WinActor、BizRobo!、UiPathの3強となっています。

トライアルでは小規模から始められるWinActorやUiPathが強いですが、本格展開になるとBizRobo!のシェアが伸びているようです。

本格展開時にはサーバーに管理ソフトが必要になるため、ライセンス体系上、大規模になればBizrobo!に価格メリットが出てくるためだと思われます。

300人以上企業 トライアル導入・トライアル完了 300人以上企業 本格展開中・本格展開完了 300人未満企業 トライアル導入・トライアル完了 300人未満企業 本格展開中・本格展開完了
WinActor 53 33 49 56
BizRobo! 19 34 16 22
UiPath 19 15 24 5
その他 9 18 11 17

 

 

 

 

 

 

 

企業規模別のRPA導入状況

マイナビニュース「720社が回答、導入したRPAツール第1位は?」からの情報

1000人以上 300人-1000人未満 300人未満
本格展開完了 2 0 2
本格展開中 38 30 19
トライアル完了 9 8 9
トライアル実施中 30 30 20
未導入 21 32 50

 

大企業のRPA導入が進んでいるようです。

 

企業数は、経産省の資料によれば、規模別の会社数は以下の通り

・1000人以上:4383

・300人〜1000人未満:13680

・5人〜300人未満:985271

まだ多くの企業がRPAを導入できていないことが分かりますね。

 

ツールベンダーの特徴

ツールベンダーの特徴をまとめます。

費用については、正確な情報は各ベンダーに問い合わせください。

 

WinActor

完全日本語対応している国内シェアNo.1のツール。

デスクトップで動作して手軽に始められる小規模向けRPAツール。

サーバーで動作するWinDirectorがリリースされました。

 

製品ラインナップ
・WinActorフル機能版
業務自動化シナリオの作成、実行が可能なツール 年間90万8000円(税抜/保守料含む)

・WinActor実行版

業務自動化シナリオの実行に特化したツール。フル機能版で作成したシナリオを利用する。 年間24万8000円(税抜/保守料含む)

・WinDirector

WinActorで作成したロボットを一元管理するソフトウェア

 

BizRobo!

Kofax社のRPAツール「Kofax Kapow」の日本語版OEM製品。
Kofaxは世界で9番目のシェアを持つRPAツールベンダー
Webサーバーを1台用意するだけで、複数のロボットを作成でき運用することが可能。
1台当たりの費用が安く抑えられるため、大規模なシステムに適している。
Kofax社では、光学文字認識(OCR)やビジネスプロセス管理ソフト(BPM)の連携を推進している。

 

製品ラインナップ
・BizRobo! Basic
・スキャンロボ
・BizRobo! DX Cloud

 

費用
最低利用料は年間720万円程度(税抜)
買取型、月次使用料型、レンタル型などの多様な提供形態がある。
サーバーで稼働するロボットの同時実行数に応じて費用を計算するライセンス形態のため、一般のRPAツールと比べると安い

 

 

UiPath

2017年に日本法人を設立し、完全日本語化も実現。
日本市場を重要と考えている。
デスクトップとサーバーのどちらも可能なため、スモールスタートが可能。
2ヶ月間の評価版を用意しており、非営利団体、教育機関、小規模企業向けに教育や評価目的とした無償版の提供も行なっており、RPAツールの敷居を低くしている。
ドラッグ&ドロップでGUIでシナリオを作成することができ、操作性が高い。
技術力が高く、ElasticsearchやKibanaなどのオープンソースで強力な技術を採用している。
米ForresterResearch社の「Robotic Process Automation, Q2 2018」では一番高いスコアで業界のリーダーの位置付け

 

製品ラインナップ

・UiPath Studio
・UiPath Robo
・UiPath Orchestrator

 

費用

ツール販売業者によって異なるため、販売業者に問い合わせてください。

 

Automation Anywhere

米国のシェアNo.1
機械学習と自然言語処理技術を用いることで、一部の非定型業務を自動化することが可能。
セキュリティにも定評がある。
サーバーがたのシステムを提供しており、ロボットの一限管理が可能。
ソフトバンク・ビジョン・ファンドから3億ドルの出資を受けたことで話題。

 

費用

年間1300万円程度

大規模向けのRPA

 

Blue Prism

グローバルシェアNo.1
英国のRPAツールベンダー「Blue Prism社」はRPAツールのパイオニアで、2003年に製品をリリース。
セキュリティに強く大手企業や金融機関への導入実績が豊富
ドラッグ&ドロップでGUIでシナリオを作成することができ、操作性が高い。
また、バージョン管理、スケジュール管理など多彩な機能を持っている。
最先端のクラウドや人工知能を組み込んだ導入をサポートしている
2017年にBlue Prism日本法人が活動を開始

費用
年間最低利用料は360万円程度

 

まとめ

RPAは国内ツールを調査しました。

先行した米国企業のUiPathと遅れてきたAutomation anywhereとBluePrism。

これからどうなるのでしょうか。

では!(^^)/

ABOUT ME
律野桜哉
RPAコンサルタントのプロコアラです。長年のエンジニア経験を活かしてして外資系コンサルファームでRPAコンサルしてます。 転職ノウハウ、プログラミング、英語の勉強方法など分かりやすいように解説していきます。