ここでは、インストール時に選択するユーザーモードとサービスモードの違いについても説明します。
ユーザーモードとサービスモードの違い
簡単に説明すると、UiPathではロボットを動かすモードが2つあります。
2つのモードの違いについて表にまとめました。
サービスモードのメリットは全自動ロボットが動作する際に、Windowsからログアウトしている状態からもログインして実行することができるという点です。
サービスモードのデメリットはライセンスなどを管理するOrchestratorに接続してライセンスを付与してもらう際の作業が少し複雑になります。Orchestrator上で発行したマシンキーを手動で登録する必要があります。
どちらのモードがおすすめ?
インストーラーでは、Community版を使用するユーザーはユーザーモードが推奨と記載されていますが、個人的には常にサービスモードでインストールしておけばいいと思います。
Community Editionにも手動はなく全自動でロボットを実行させることのできるUnattended Robotがついています。
個人利用の場合では、PCを複数台持っているというケースは稀だと思います。同じPCで開発と実行も行わせる場合に、ユーザーモードではログアウトしないように設定が必要となりますが、電気代やセキュリティの面を考慮すると、ログアウトしておいてロボットがログインして実行することが望ましいです。サービスモードであればこの運用が可能です。
開発するPCと全自動ロボットが動作するPCは分けて運用するケースでも、どちらもサービスモードでインストールしておいて良いと思います。
開発するPCと実行するPCはなるべく環境を合わせておいたほうがいいため、どちらもサービスモードにしておいた方が無難です。
サービスモードは、ロボットはシステム権限で動作しますが、ユーザーモードはユーザーの権限で動作します。
自動化対象となるアプリケーションの種類によっては、システム権限でないとUI要素を取得できない場合があります。会社で使用するPCが管理者権限を持っていないような場合は、UiPath Studioをサービスモードで入れておく企業も少なくありません。
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