RPAについての期待が高まっています。
どのツールを選んだらいいか分からないという方もいると思います。
今回は、Automation Anywhere社について特徴を解説したいと思います。
Automation Anywhere社概要
Automation Anywhere社は、UiPath、BluePrismと合わせてRPAの世界トップ3に位置するRPAのリーダー企業です。
RPA業界では、A.A.社と記載されることが多いです。
ユニコーン企業としてその将来性を期待されていますが、ソフトバンク・ビジョン・ファンドから約300億円もの資金を調達したことは話題になりました。
Automation Anywhere社は、サンノゼに開発拠点を持ち、全世界35カ国に1800名の社員を抱える企業です。
日本市場にも進出しており、日本法人が設立されています。
Automation Anywhere社の特徴
Automation Anywhere社の特徴として、今回は4つ紹介したいと思います。
・プログラミング知識不要
・サーバー型であり、スケールアップが可能
・学習リソースが多数用意されている
・AIに強い
プログラミング知識不要
Automation Anywhere社のツールで自動化処理(A.A.社ではBOTと呼ぶ)を構築する際、プログラミングの知識は不要です。
AutomationはUiPathなどのツールと異なり、フローチャートでは無くプログラムが直接記載されます。
これを見るとプログラミングの知識が必要だと思われる方がいるかもしれませんが、そこまでプログラミングの知識は必要ありません。
自動化処理は、レコーディング機能により手動操作を録画して自動化処理を作成します。
レコーディング機能で出力された処理をベースに、コマンドパネルからコマンドを選んでパラメータを設定していく流れになります。
A.A社の方が言うには、慣れるとコマンドが列挙された方が使いやすいとのこと。
しかし、プログラミング経験の無い人にとっては、とっつきにくいと思いますね。
コマンドが英語という点がまだ使いにくさが残っていると思いますので、ここら辺が課題ですね。
サーバー型であり、スケールアップが可能
RPAツールは、デスクトップ型、サーバー型、ハイブリッド型の3種類があります。
・デスクトップ型:クライアントで動作させるタイプのRPA
・サーバー型:クライアントを取りまとめるタイプのRPA
・ハイブリッド型:デスクトップ型とサーバー型を合わせたタイプのRPA
Automation Anywhere社はサーバー型のRPAです。
サーバーで全ての自動化処理を管理することができます。
サーバー前提のため、1つのサーバーで多くの自動化処理を動かせる拡張性が魅力です。
1000以上の自動化処理を動作させた実績もあるとのこと。
サーバー構築費用が初期費用としてかかるため、スモールアップはできません。
このため中小企業にとっては選定しづらいという印象があります。
将来多くの自動化処理を動作させることが分かっている大企業の場合は、コストメリットが出てくると思います。
学習リソースが多数用意されている
オンラインコースがあり、オンラインで学習することが可能。
東京ではオフラインでもセミナーが多数行われています。
マーケットプレイスも充実しており、効率的に自動化処理を構築することが可能になっています。
AIに強い
ソフトバンク・ビジョン・ファンドがA.A.社に出資した理由がAI機能だと思われます。
RPA導入企業が効果が見出せないと感じている理由がおそらく、人的操作、判断が必要になる箇所が想定よりも多いためです。
この問題を解決するためにはAIとRPAを連携させていく必要があります。
今後はAIに強い海外のRPAツールのシェアが増えてくるはずです。
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