ロジックシンキングで使われるロジックツリーの使い方が5分で分かる

RPAコンサルとして、思考やロジカルシンキングを研究しているプロコアラです。

ロジカルシンキングでは、ロジックツリーがよく利用されます。

今回はロジックツリーとは何か、使い方を理解して使えるようにしたいと思います。

 

ロジックツリーは問題解決の思考ツール

ロジックツリーは、問題解決や原因を特定する際に使用する思考ツールです。

抽象度の高い枠組みを考えることによって、具体例の羅列になってしまうことを防止できます。

枠組みを作る際には、MECE(もれなくダブりなく)を意識しなくてはいけません。

MECEを使うことで網羅性の高く、納得できるツリーになります。

 

ロジックツリーの練習問題

あなたがレストランをしていて、待ち時間が長いとお客様からクレームが来た場合

これを例題にしてみましょう。

あなたなら、この問題に対してどのような改善策を検討しますか?

ロジックツリーはこのような問題に対して解決する際に力を発揮する思考ツールです。

 

ロジックツリーを使わない場合は、思いついたアイデアを列挙していく方法になります。

・調理スタッフの数を増やす

・あらかじめ作っておく

 

「待ち時間を短くするためには?」ということを考えてしまっています。

本来は「待ち時間が長いとクレームが出ないようにするためには?」ということを考えなければなりません。

 

ロジックツリーを使用して、以下のように抽象度の高い枠組みを1つ作ることでより柔軟なアイデアを出すことができます。

「待ち時間が長いとクレームが出ないようにするためには?」

→ 「待ち時間を短くするためには?」

・調理スタッフの数を増やす

・あらかじめ作っておく

→ 「待ち時間を苦にさせないためには?」

・パズルを置いておく

・TVを置いておく

 

ロジックツリーのメリット

課題を解決するための方法を網羅性を持って、多く考えることができます。

 

ロジックツリーのデメリット

本当にできるか、本当にやりたいことかどうかは、施策を考える際には考慮していないため、実現度の低いものが増えてしまうというデメリットがあります。

 

例えば、練習問題に出てきた「TVを置いておく」という解決策ですが、全席にTVを設置することがコスト上できない実現性の低い解決策です。

 

ロジックツリーの作り方

ロジックツリーは、トップダウンで問題をブレークダウンして作っていきます。

・解決すべき問題を明らかにする。

・枠組みを作る。

・枠組みで解決策を検討する。

 

一番重要で難しいのがMECEな枠組みを作る点です。

フレームワーク思考で解説していますので、参考にしてください。

フレームワーク思考で全体を考える | イシュー・仮説の分解方法

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