今回はNTPプロトコルについて学習していきます。
NTPプロトコルとは
NTPとはNetwork Time Protocolの略称です。
NTPにより、時刻を同期することができます。
コンピュータにより時刻がずれていると、何かトラブルが発生した場合に原因を追いにくくなるなど、問題になります。
このため、UTC(協定世界時刻)を把握しているサーバーと同期をとります。
NTPサーバーが1つだけでは世界中のコンピュータからアクセスが集中してしまうため、stratum0からstratum15までの階層構造になっています。
stratum1はstratum0と同期をとり、stratum2はstratum2はstratum1と同期をとっています。
家庭などのネットワークでは直接NTPサーバーと同期をとりますが、会社では直接NTPサーバーに同期をしない方が良いとされています。
秘匿性の高い情報を持つコンピュータが外部のサーバーと情報を交換することが望ましくないため、会社のネットワークにNTPサーバーを用意します。
こうすることで、外部へ通信する必要もなくなりセキュリティ向上にもなりますし、外部へのネットワーク通信量を抑えることもできます。