今回はOSI基本参照モデルの第2層のデータリンク層で使われるネットワーク機器について学習していきます。
データリンク層で使われるネットワーク機器
データリンク層ではブリッジとL2スイッチの2つがあります。
データリンク層はMACアドレスを使用してノード間の通信を行います。
ネットワーク機器はMACアドレスを扱う機能が備わっています。
物理層のネットワーク機器と比較して機能を紹介します。
ブリッジ
ブリッジはリピーターの改良版です。
リピーターと同じく電気信号を増幅させるリピーター機能はついているのですが、さらに賢くなっています。
MACアドレスを覚えておき、必要な場合のみ送信するため、不要な通信が発生しません。
例えばPC3にデータを送るときはデータを通さないのですが、PC2にデータを送るときにはデータを通すと言ったことができます。
L2スイッチ
L2スイッチはスイッチングハブとも呼ばれている通り、ハブをMACアドレスで出力先をスイッチで切り替えれるようにしたものです。
集線機能を持ったブリッジと考えても良いでしょう。
MACアドレスを覚えておき、PC3が宛先のデータが来た場合はPC3がつながっているポート以外は閉じてPC3にのみ通信データを送信します。