みなさんは2進数やバイト、ビットなどコンピュータ関連については学習済みでしょうか?
まだ学習されていない方のために、今回はネットワークを学ぶ上で最低限必要となるコンピュータの知識を学習していきます。IPアドレスやMACアドレスを読むうえで、必要となりますのでここで理解しておきましょう。
ビットとバイト
コンピュータは、電気信号のONとOFFで情報を扱います。
ONを「1」、OFFを「0」で表しますが、このように2値で数値を表現する手法を2進数と呼びます。
この0か1かというコンピュータが扱う最小の情報をビットと言います。
ビットという最小単位を8個ひとまとめにした情報の単位をバイトと呼びます。
2進数と10進数と16進数
2進数での数値の羅列は人には読むことは難しいので、10進数や16進数で表現します。
私たちが使っている0から9で表す手法を10進数といいます。
0から9、AからFで表す手法を16進数といいます。
16進数は2進数から変換しやすいため、プログラミングなどで桁数が多いものを表す時によく用いられます。
メモリアドレスやこれから学習するMACアドレスも16進数で表現します。
n進数の変換が苦手な人は
2進数、10進数、16進数の変換が苦手な人はPCに最初からインストールされている電卓を使いましょう。
メニューからプログラマーモードを選択することで、N進数の変換ができるようになります。
HEXが16進数、DECが10進数、OCTが8進数、BINが2進数を表します。
例えば2進数で「11111111」が16進数では何になるか確認したい時はBINを選択してから「11111111」を入力してHEXの値を確認します。
16進数ではFFであることが分かります。
2進数も16進数も慣れてくると変換せずに読めるようになってきます。ゾーンに入ると、2進数の0と1の表記が映画マトリックスのように自動的に変換されるようになるとかならないとか。