ネットワーク

ARPプロトコル

今回はARPコマンドについて学習します。

ARPコマンドとは

ARPはIPアドレスからMACアドレスを調べることができるプロトコルです。

IPプロトコルはIPアドレスで通信する相手を特定します。

そして、イーサネットはMACアドレスで通信する相手を特定します。

ARPプロトコルの必要性

IPプロトコルでは下位のイーサネットプロトコルを利用してデータを送りますが、そのMACアドレスが分からない時はARPでMACアドレスを探し出します。

ARPコマンドの動き

PCは192.168.1.11へデータを送りたい時、IPプロトコルは送信先IPに192.168.11を設定してデータを送ります。

IPプロトコルは下位のイーサネットに依頼する際に宛先MACアドレスを設定しようとする際に自分のARPテーブルを参照します。ARPテーブルはIPアドレスとMACアドレスの対応を覚えておく一覧表です。

ARPテーブルに乗っていなかった場合はARPプロトコルを使用して全てのノードに対してARP要求を送ります。

要求が来たコンピュータは、自分のIPアドレスが探しているものと違う場合は無視します。

合っている場合は自分のMACアドレスをARP応答として回答します。

応答が帰ってくるとARPテーブルを更新後、MACアドレスをIPに回答します。